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芦屋のイタリア料理店

tel 0797-35-0847 open AM11:30~PM2:00 PM6:00~PM9:00 (L.O)

2014年8月

sciue' sciue' (シュエシュエ)とは...ジラソーレのバールの愛称です。

少しご無沙汰致しました。
皆様ご機嫌いかがですか?

やっと新店舗にも慣れてきて、現実感のない日々から脱出しました。
もう少しで日常を取り戻します。

人生の豊かさとは、
知りたい事を知る。
行きたい所に行く。
会いたい人に会う。
、、、だと教えられました。
その通りだと思います。

長年の野望だった形の店をオープンしましたが、まだ楽しむ余裕はありません。
この店が人生の目的になったらダメだと思っています。


この店がこれから僕が持つかもしれない、10個か20個か100個か分かりませんが、それらの夢や目標を叶えるツールにならなければと思っています。

海賊にとっての海賊船ですね。ワンピース風に言いますと。


この店なら,今までより遠くに行けると思います。

実際、新しいお店の何が変わったのかといいますと、基本何も変わっておりません。


オステリア オ ジラソーレのコンセプトは今までもこれからも変わりません。

変わったのでなく、前の店にロスティッチェリア(惣菜屋)、パスッティチェリア(お菓子屋)、バール(喫茶店)が合体しました。


イタリアには、この3つの複合店は結構あります。


勿論、個別のこじんまりした店もありますし、複合店の場合は大型店の事が多いです。 当店みたいに、こじんまりした複合店はあまり無いかも知れません。

僕は、こじんまりした個人店が好きです。


狭いとか、料理が出るのに時間が掛かるとか、小さい店は必ず何らかのハンデを抱えています。


でも、それに有り余る魅力もあります。


そしてその欠点と魅力は表裏一体の事の方が多いというのも事実。


あまり欠点を気にすると、良い部分も薄まります。


ゴッホに心身ともに健全であれ、みたいなもんです。


僕がどれだけイカレテルか分かりませんが、食材のメッセージや季節の移り変わりを出来るだけ繊細に受け止めて、大胆に表現したいと思います。


それがオステリア オ ジラソーレのレストランの部分のテーマだと思っています。


お気づきの様に、僕のエゴなんかも満載です。

勿体ぶりましたが、新たに合体した部分の事をお話しします。

昨今?バルブームです。


そのブームに乗っかった訳では勿論ありません。 しかし、あまりのバル、又はバール人気の為、当店の新兵器も便宜上バールと呼んでいます。

バルとバールの違い、ご存知ですか?


バル、バール共にBARと書きます。


バルはスペインの物でバールはイタリアの物です。


まあ、似てるっちゃ似てますが、大きく違う点があります。


それは食事が出来るかどうか。 意外かもしれませんが、イタリアのバールは大して食べるもの置いていない事が多々あります。


ズバリ、日本でいう喫茶店です。


食べるものあったらあったですが、無くても別に文句言われません。

反対にスペインのバルは、食事ができます。


つまり今、日本で流行っているのはバールでなくバルです。


日本にもほんの数件、飲み物中心で営業なさっているイタリアバールがありますが、少数派ですね。

イタリアではロスティッチェリアやガストロノミアと呼ばれる店がバルに近いです。

当店の場合、あの少しのスペースに3つの店を無理やり詰め込みました。


何故なら、どの時間でもお茶だけの利用も出来る。


どの時間でも何かしら食べれる。


三時のおやつが甘い物派と辛い物派で意見が分かれても大丈夫。


子ども連れでも大丈夫。 子どもだけでドーナツ買いに来ても大丈夫。


高校生が、背伸びして彼女連れてきても大丈夫。


反社会勢力か中小企業の社長か区別付きにくい感じの方が、テラスでスイーツ食べてても大丈夫。


ちょっとアル中ぽいお色気ムンムンのマダムが、昼から飲んだくれても大丈夫。


イタリアかぶれがワクワクしに来ても大丈夫。


イタリアに全く興味なくても、トイレ借りるついでにエスプレッソ飲んでくれたら大丈夫。(イタリアで街中でトイレに行きたくなったらBARに入り、caffe'を飲み、トイレを借ります。)

こんな店がしたかった。

ちょっとケンカしちゃってる感じで入ってきたカップルも、またここに来ようねって、いつの間にか仲直りしてるような、
またケンカしちゃったよーって時、当店のケーキを彼女に買って行って仲直りするパターンとか、


もしくは、彼女、奥さん以外の女性に、ちょっとしたプレゼントとして使って頂いて、ケンカの原因になったりとか、


当店のグラッファ(揚げドーナツ)で育った子供が、大人になり、東京や地方で暮らすようになった後、新しい家族やお子さんを連れて来て当店のグラッファ(揚げドーナツ)を食べさすとか、

そんな店になりたい。

こんな僕のロマンチックな思いが詰めっていますが、ショーケースにはお惣菜、スイーツが詰まっています。

朝、11:00から開いております。


遅めの朝食にグラッファとカプチーノどうですか?


甘いのがお嫌いなら、揚げピッツァやフリッタティーナ(詰め物したパスタのフリット)、ナポリのパニーノなんかもあります。

飲む方も、飲まない方もテンションあがるワンプレートランチもございます。

3時のおやつにイタリア菓子や、またもやドーナツ、揚げピッツァ。

夜は軽めのディナーも、しっかりした食事も出来ますし、ワインバーとしてもお使い頂けます。 最近は2軒目使いの方も増えてきました。


うん、うん。良い感じ。

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まず、お店に入ってすぐ、パスティッチェリア(お菓子)コーナーです。

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パスティエーラや

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ババ

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ズッペッタ

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カンノーロ
なんかの、超伝統的ナポリ菓子や

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こんな、ソレント風モンブラン、モンテファイートや栗のパンナコッタ

永遠のアイドル
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ティラミスなんかも、真面目に、本気で作っています。


向かって左側には惣菜がズラッと並びます。
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そして最近買ったお気に入りのキャビネットには、揚げドーナツ、揚げピザ、フリッタティーナ(詰め物をしたナポリのパスタのフリット)。自家製のパンも販売しております。
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夜には、炭火焼きメニューも並びます。
ビステッカも焼まっせー!
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こんな感じのお店です。
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sciue' sciue'はこのバールコーナーの愛称です。
ナポリ方言で、関西弁でいうところのチャチャッとかな?
ちなみにシュエシュエの看板はありますが、ジラソーレのはまだありません。
看板代が最後、足りませんでした笑。

こういう商品のレベルが高いのが、文化的だと自負しております。(看板が無い事を気にしないのも)

気軽に楽しく、でも海外に行く感じで楽しんでください。

僕にとっても新しい試みです。
皆様と一緒に、店づくりしていけたらなーと思っております。

夏休みのお知らせ

誠に勝手ながら、

 

 

8/18(月)~8/21(木)のランチまでお休みさせていただきます。

 

21(木)のディナーより営業致しますので、

 

それ以降のご予約は、留守番電話のメッセージに残していただくか

 

girasole@mve.biglobe.ne.jpまでメールいただければ、こちらから折り返しお電話させていただきます。

 

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。

移転しました!!!!!!!!!

 皆様、大変ご無沙汰しております。

何とか新店舗に移転し、HPも新たにリニューアル致しました。

まず、皆様にお願いがあります。

以前のHPでメールマガジンをご登録頂いていた方も沢山いらっしゃったと思いますが、

システムの都合上皆様にご登録頂いていたメールアドレスを新しいHPに移行する事が出来ませんでした。

大変お手数ですが、今一度メールマガジンのご登録をして頂ければ幸いです。

 

さて、何から話しましょうか。

車の運転をなさる方、沢山いらっしゃると思いますが、アクセルをベタ踏みした事ある方は案外少ないのではないでしょうか。

普通に運転するのにアクセルを踏みきる必要はまずありませんからね。

 

毎日全力のつもりでしたが、綺麗ごとでした。

多分、生まれて初めてアクセルを踏みきりました。

 

常に鼻の奥の方で鉄っぽい香りがしてました。

武者震いか恐怖か分かりませんが、気を抜くとブルブル震えました。

アドレナリンが出まくっているときは、考えてはいけません。

ひたすら動く。

闘争、または逃走の為のホルモン。

 

打撃の神様、川上哲治は全盛期、ボールが止まって見えたと言っていたそうですが、生意気ながら僕も同じような経験をします。

集中力が一線を越えると周りがスローに感じます。

振っている塩の粒が見えたり、爆ぜた油が飛んでくるのが見えたり、丁度映画、マトリックスみたいです。

 

ここまで集中して研ぎ澄まされた感覚になるのは年に数日ですが、移転後しばらくはずーとスイッチが入りっぱなしでした。

一種の火事場の馬鹿力なんでしょうね。

その時は良いのですが、覚めた時がキツイです。

いわゆる、スランプに陥ります。

 

スーパーマリオがスターで無敵状態になってたのが、時間切れで普通の状態になっただけなのに、非常に自分がイケてない気がします。

スランプ中は、ホームページのコラムもfbもアップできません。

でも最近はこのスランプも、自分の伸びしろの確認だと開き直って、気分が晴れるのをただ待ちます。

 

今回、結構強烈なスランプに陥りそうでしたが、案外早く気が晴れました。

 

以前は一人で全部背負い込んでいましたが、今は本当にスタッフに恵まれています。

勿論、今の全スタッフ、誰一人として完成はされてないですよ。

でも、彼らから伸びしろと、未来の可能性を感じます。

つまりその一部はジラソーレの伸びしろであり、ジラソーレの可能性でもある訳です。

非常にワンマンな人間でしたが、最近はチームで働く素晴らしさと可能性にワクワクしています。

 

それと、今回の移転で昔からの常連さん、同業の友人たちの優しさに言葉を失いました。

 

自分のビジネスさておき、オープンに駆けつけ、かなりの文句も言いながら20時間位休憩も無で手伝ってくれたシルビオ。

同じように、貴重な時間を割いて駆けつけてくれた、元スタッフの神ちゃん、楠戸君、アンナ、ナナちゃん。。。

オープン前日の深夜、気が付けば何故か神戸のアズーリの小崎さんがピッツァ生地の仕込手伝ってくれてたり。。。

 

お祝いのお花も苦情とまでは行きませんでしたが、近隣の方に苦笑いされるほど頂いたり、オープン早々お越し頂いたり。

 

何が素晴らしいって、こんな素敵な方々と出会え、お付き合い出来ることです。

皆様、僕が料理を作る事によって、ジラソーレを営んでる事によって知り合えた方達です。

 

そう思うと、大変な事もありますが、なんて素晴らしい仕事なんだと感動します。

 

今後の目標です。

人が集まる料理を作る

人が集まる店になる

人が集まる人になる

 

これからもよろしくお願い致します、

 

ところで今回のスランプが軽かったのは秘密あります。

スランプ前は自分で生産する脳内麻薬で気持ち良くなってる訳ですね。

それが無くなって禁断症状がでる訳です。

 

セロトニンという幸せを感じるホルモンは、脳より腸で沢山作られるらしく、何故かカレーを食べるとすっごく分泌されるそう。

そう言えば無意識にカレーばっかり食べてた時期がありました。

 

暑いですがカレーでも食べて皆さんハッピーになりましょう!!!笑

勿論ジラソーレでイタリア料理もきっと幸せになれますよ!

 

20148995023.jpg オープン前夜。 誰一人間に合うと思って無かったはず。 収納棚も無けりゃ、バールの机もまだ納品されていませんでした。笑

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大原町での最終日が終わってからの引越し。
5月25日が前店の最終日で6月1日が新店舗のオープンでした。

この期間が短いほど金銭面は楽ですし、肉体的、精神的には追い込まれます。
今回、最初から金銭的に追い込まれていましたので、選択の余地なくタイトスケジュール。

多分、全盛期のピンクレディー並みのスケジュールでした。

全く記憶がありません。

移転はある意味新規オープンより大変です。
移築は本当に大変。
でも、全部新しい物を揃えるお金もなければ、12年間大切に使って愛着のあるものは全部持って行きたい。

工務店の方やデザイナーさんは、本当に良くしてくれました。
今後新規オープンなり改築をお考えの方、オススメします。ご紹介しますよ!

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一軒目からジラソーレのシンボルのひまわりのパネル。途中、パネルを生かしたまま棚になりました。
今回も最後まで設置場所が決まらず、オープン前日位かな...

前店は自動ドアで二重扉でした。
入りにくい(敷居が高そう)と不評でしたが、実はご来店後のお客様にとっては、非常に優秀なヤツでした。
あの交通量の多い場所ながら、店に入ってしまえば静かでした。

今回の店は、店の中にもう一個ドアがあります。バールの奥にあるドアを開けて進んで頂くと、なんとなく見たことある、でも新しいオステリア オ ジラソーレがあります。

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一週間弱、日頃しない重労働と知的労働を同時にして思いました。
建築家やデザイナーがピラミッドを作るとしたら、現場にはいたほうが良いでしょうが、あんなデカイ石を自ら運んで積んだらだめですね。

ピラミッド三段位で終わっちゃうんじゃないでしょうか。

料理の世界はおっきく二つに分かれます。
創作、生産共にするシェフ。
創作のみ行い、実際の生産はスタッフがする店。

数日ぶりに炭を熾し肉を焼きました。
仔豚の塊も焼きました。
サラミ類の量の確認と値段設定を兼ねて試食会。

その勢いで決起会が始まりました。
自分の居場所が確認出来ました。

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本当に沢山のお花やお祝いを頂きました。
大好きなひまわりに囲まれて、最高のスタートがきれました。

かなりプレミアムなショット。

シルビオとアズーリの小崎さんが当店でピッツァの仕込みを手伝ってくれている図。

しまった!この生地分だけ値上げしといたら良かった!!!

ここまでが前日です。

オープン当日。
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こんな感じの店で、こんな感じの料理やデザートをアレッシのカトラリーで出したかった。

神と両親と師匠方、友人、スタッフ、そしてお客様に本当に感謝してます。

そして店はお客様がいて完成します。

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